世界が認めた、静岡茶園のお茶 送料無料
ショッピングインフォメーションへ

会社案内

会社概要 CSR こだわりの茶造り

日本一おいしいお茶を目指して

トップページ > CSR  > トヨタ講演会報告書

静岡茶園のCSR活動

元トヨタ自動車副社長、元豪州トヨタ社長をお招きして地域のみなさまへ講演会を開催

 

はじめに





静岡市駿河区のグランシップにて地域のみなさまに向けた講演会を開催いたしました。講師はトヨタ自動車の発展を50年にわたり支えてこられた石坂芳男先生、小森治先生です。

今回の講演会はおふたりが弊社のお茶を大変気に入っていただいていることがご縁となり開催することができました。私たちのお願いに対して快くお引き受けいただいたおふたりに心よりお礼を申し上げます。

 

1.石坂先生、小森先生のプロフィール

 

 ishizaka2
石坂芳男先生
komori

小森治先生
 石坂芳男先生はトヨタ自動車販売()(現トヨタ自動車株式会社)に入社以来アジア、オーストラリア、欧州、米国などの販売とマーケティングを担当され、1996年米国トヨタ社長に就任。2001年にトヨタ自動車株式会社代表取締役副社長(海外部門統括担当)に就任され、2005年に相談役、2008年より顧問をされています。また、日野自動車、関東自動車の社外監査役及び一橋大学理事、武蔵野大学客員教授などを兼務されました。

 

小森治先生は英国トヨタ副社長、豪州トヨタ社長、トヨタ自動車株式会社理事などを歴任されました。2000年セントラル自動車()(現トヨタ東日本株式会社)社長に就任、2007年より株式会社カイゼン・マイスター社長をされております。また、法政大学大学院客員教授、(株)さがみはら産業創造センターのメンター、東京理科大学大学院客員教授などを兼務されました。

 


 

2.講演会の主旨

弊社が講演会を開催した理由を説明します。我が国は依然として厳しい経済状況が続いており、企業の業績も働く人の収入も格差が広がっています。そのような中で地域活性化・地方創生が叫ばれ、人と人の繋がりがますます重要な要素となってきています。

弊社としてもこれらの状況を鑑み地域のみなさまに貢献できることは何か常に考えておりました。その具体的な形のひとつとして、絶え間ない革新を実践され成果を出してきた方々のお話を地域のみなさまに紹介すること、つまり、弊社とご縁をいただいている石坂先生、小森先生の貴重なお話を地域のみなさまに聞いていただくことが大切であり、強いては弊社の社会的責任であると考えました。

かつてトヨタは小さな町工場でした。そのトヨタがなぜ発展し世界ナンバーワンの企業になったのか本質を知っている人は意外なほど少ないのが実情です。かつてのトヨタは決して資金が潤沢だった訳でも人財に恵まれていた訳でもありません。その本質は「人」の絶え間ない努力があったのです。石坂先生はレクサスというブランド誕生のいきさつを通じて、小森先生はトヨタ生産方式を通じて企業が成功するための本質について教えていただきました。

 

IMG_0646

 

1.受付の様子

当日は平日にも関わらず会場には250名を超える参加者の方がお越しくださいました。受付では来場されたお一人お一人に手書きのサンクスカードを弊社スタッフがお渡しし、心を込めたおもてなしをいたしました。

暑い中お集まりいただきましてありがとうございました。

 20160603チラシ本番2QRコード付き

〇会場ポスター(写真)

 P1040995

〇受付の様子(写真)

 

2.控え室にて

石坂先生、小森先生を東京からお迎えし、控え室にてしばしお話をさせていただきました。当日はとても暑い日でしたので弊社の冷茶で喉を潤していただきました。一口飲まれるとすぐに『これもおいしい』と言っていただき、たちまち2杯目、3杯目とお召し上がりになりました。日ごろおふたりに気に入っていただいているお茶は『極上』で『何杯でもおいしく飲める』と褒めて頂いています。それだけに『このお茶もおいしくて何杯も飲めるね』と言っていただいたことはとてもうれしかったです(お二人が飲まれた冷茶はこちらです。)。

石坂先生、小森先生は私たちと終始にこやかに、かつとても気さくにお話しくださいます。これほどの素晴らしい実績をお持ちの方々でありながら私たちにもお心配りをされ、こちらが恐縮してしまうほどです。私たちはおふたりから人間力とは何かということを学ばせていただきました。

お茶を飲みながら経済のことやお茶業界のこと、弊社の海外戦略にまでお話が及びました。さすがお二人は世界で活躍された方々です。『おいしいお茶だから海外でも勝負できる』『きっと成功する』『イギリスはどうだろう?』『パッケージはこうした方がいい』など、次々とワクワクするようなお話をいただきました。

世界で活躍されたトップリーダーに『世界中のいろんな飲み物を飲んできたけど本当においしい』と弊社のお茶を評価していただいていることは私たちの活力の源になります。私たちは常に謙虚な姿勢で『日本一おいしいお茶を目指して』というスローガンを実践して参りましたが、おふたりの言葉を改めて聞いてここまでがんばってきて本当に良かったと思います。まさに幸せな時間を過ごすことができました。

 

P1040989 DSC_1880

〇控え室で談笑する様子(写真)

 

3.開会の挨拶

いよいよ開演の時間が迫って参りました。開会にあたり、弊社常務望月基秀より来場の皆様にご挨拶をさせていただきました。上記した講演会の主旨説明と協賛いただきました企業様、また、後援いただきました静岡県様、静岡市様、各メディアのみなさまにお礼を申し上げました。

 P1040998

4.司会について

司会は弊社鈴木が担当いたしました。司会はじめてのことでしたが、この日のために何度も練習を繰り返してきました。石坂先生、小森先生は鈴木がはじめての司会であったことを後から聞いて驚き、『はじめてとは思えないほど素晴らしい司会だった』とお褒めの言葉をいただきました。地道に努力をしてきたことが実を結ぶ結果となりとてもうれしく思います。

鈴木さん司会 

 

 

.第1部は石坂芳男先生の講演です




 

 

 

講演テーマは『レクサスストーリー~その誕生のいきさつについて~』です。大きな拍手の中でいよいよ講演がスタートいたしました。

石坂先生は1980年代にレクサスブランドの立ち上げと推進にはじめから関わられ、大きな成果を収められました。また1996年には米国トヨタ社長に就任され停滞期にあった同社を再成長路線に乗せられました。2001年のトヨタ自動車副社長時代には「販売とマーケティングにおけるトヨタウェイ(シルバーブック)」を作成され、全世界のトヨタ社員に配付されました。トヨタウェイの基本である現地現物主義を常に実践され、これまで訪れた国は120カ国にのぼります。

 P1050001

1.石坂先生のおもてなしに感動

石坂先生は講演の冒頭に『先ほどは控え室にてとてもおいしいお茶をご馳走になり、大変おいしい時間を過ごすことができました』とお話しになりました。私たちはまさかそのようなことを言っていただけるとは思っておりませんので大変な感銘を受けました。石坂先生のお心遣いはまさにレクサスのおもてなしの心そのものだと感じ入りました。

 DSC_1905

〇石坂先生の控室での様子

 

2.レクサスはトヨタウェイを追求した結果

レクサスの誕生にはトヨタウェイの究極の追求とトヨタ販売方式の究極の追求があり、キーとなる人の重大な決断と社内の常識を覆すだけの変化があったということでした。

1980年代にトヨタが米国市場で成長していくためには単価も収益性も高い高級車のマーケットに打って出るべきだという考えがあったそうです。1984年に日本のトヨタ本社内にその名も「マルFプロジェクト」というものがスタートしました。しかし、当初日本のトヨタと米国トヨタの間では意見の相違があり、議論は平行線のままだったそうです。

1988年のはじめのことです。トヨタ自動車本社役員会議室での瞬間が忘れられないという石坂先生。これは豊田英二会長が「米国トヨタの計画通りにやらせましょう」という決断をくだした瞬間でした。

それまでトヨタは「小回りが効き燃費がよく、リーズナブルな量販車」を作るイメージがありました。そのトヨタから「ハイグレードな性能とパーフェクトなサービスを提供する」レクサスへ。これはまさに革新であり「連続の中の非連続」に挑戦される決断をしたことがレクサス成功の大きな要因となりました。

石坂先生の話から私たちは思うのです。無意識に沸き上がる思考の癖、習慣、そして業界慣習は変革の大きな障壁になります。新しいモノを生み出すには必ずリスクが伴いますがリスクに向き合い常識を覆すことこそが革新に繋がるのです。それを打ち破るのはトップリーダーの先見性と部下の強い志にあるのだと感じました。

 

3.その根本には「最も成功し尊敬される会社になりたい」という強い信念があった



トヨタの発展、そしてレクサスの成功には「最も成功し尊敬される会社になりたい」という強い信念があったそうです。石坂先生のこの言葉を聞いて私たちも襟を正す思いでした。強い信念を持つことに企業規模の大小は関係ありません。小さい企業でも大きい企業でも強い信念をスタッフのひとり一人が持っていれば将来を切り開くことができるのです。

ついつい日々を何となく過ごし、いつのまにか満足してしまうことも多いでしょう。それではがんばっている他の企業に負けてしまいます。私たちも「お茶業界において最も成功し尊敬される会社になりたい」という強い信念を持ち、お客さまのために邁進していくべきだと感じました。

 

4.レクサスが目指す高級とは

石坂先生はレクサスの目指す「高級」を実現するために「高級の本質を休まずに追い続ける」という信条を掲げたとお話しになりました。単なる伝統と蓄積の高級感だけではもはや時代おくれであり、未来指向の「進化する高級感」を求めることがレクサスに与えられた使命なのだというお話をうかがい、大変感動いたしました。まさにレクサスは物事の本質を追い続けることで革新的なブランドを築いていかれたのです。

私たちも「お茶の本質を休まず追い続ける」を常に追い求めなければなりません。そして、本質を追い続けることは今こそ我が国全体で求められることではないかと思いました。

 

5.レクサスではなぜすべてのスタッフが質の高いサービスを提供できるか



石坂先生はすべてのスタッフが高いサービスを提供する要因のひとつとして「レクサス憲章」というものがあることをお話されました。

この憲章には「レクサスは必ず勝利をおさめます。なぜなら、レクサスは物事の源流にたちかえって基本から正しいやり方を実践するからです。」という文章が書いてあります。そして、驚くべき事はレクサス憲章にはすべてのスタッフさんがサインをしたということです。サインをするということは、自分自身はもちろん、社内のスタッフ、お客さま、世の中と約束をすることであり「やらねばならない」状況を作り出すことに繋がります。すべてのスタッフがサインをしたからこそ誰もが危機感と誇りを持って質の高いサービスを提供しているのではないでしょうか。これぞ「志」でありトヨタの本質だと感じました。

また、レクサス憲章には「信じなければ、実現することはできません。信じれば、必ず実現できます。私たちには、実現出来る力があります。そして、私たちは必ず実現します。信じれば必ず実現できます」という文章があります。これもすべてのスタッフの行動基準となっているのです。

石坂先生から私たちは一見シンプルに見える取り組みこそ積み重ねが大切であり大きな力を生み出すのだということを教えていただきました。こうした意思の統一と危機感の共有が組織をより高いレベルで機能させていくのだと感じました。

 

6.人は気持ちで動く

石坂先生は「ビジネスパートナーと尊敬し合い、互いに良く理解し合い、相手の立場を尊重し、互いに納得したところで協力しあう」というお話をされました。どんな人でもお互いに尊敬しあうことは非常に難しいと思ってしまいます。しかし、石坂先生はまずご自身から相手を尊敬し尊重されることを実践されています。自分から積極的に変わっていくことで相手も変わっていくのだそうです。そういえば、先ほどの控え室での私たちへの対応もまさに誠実そのものであり、私たちも「この方のためなら」と思わせてくれるほどの真心を感じました。

私たちがよりいい仕事をするためにも、よりいい人間関係を構築するためにもまずは自分を変えていくことが大切だと思います。

 

7.トヨタのリーダーはトヨタのことだけを考えてはいけない


トヨタウェイの「現地現物主義」はトヨタの社風として定着しています。豊田章一郎名誉会長は軽やかなフットワークであちこちを飛び回られていたそうです。そして、トヨタの幹部たる者は視野を広く持って、日本のこと、世界のことを考え、世の中のためになることならば労を惜しまず行動すべきだという考えは、トヨタのリーダーに浸透していました。

今の世の中を見てみると目の前のことだけを追い求める人や自分のことだけを考えている人が目立ちます。より高いレベルで仕事をするためには、相手を尊重し、互いに納得したところで協力し合うことがいかに大切かということを石坂先生から教えていただきました。

 

8.第1部のまとめ

石坂先生の話をうかがって私たちが感じたのは、トヨタそしてレクサスの成功には至る所に人の誠意があり、その蓄積が力となっていったということです。大手企業だからできたのではなく、人々の誠意の積み重ねがトヨタとレクサスを作ったのです。しかし、私たちはついトヨタの成功は大手企業だからだと言い訳をしてしまいます。物事の本質を見ていない証拠ですし、それではいつまで経ってもいい風には変わりません。そこから脱却するためにはまず自分自身に無意識に沸き上がる思考の癖・習慣から脱することが必要なのだと感じました。人の大切さを改めて感じさせられたお話でした。

大きな拍手の中で第1部が終了いたしました。

 

.第2部は小森治先のご講演です






講演テーマは『ものづくりは人づくり~働くすべての人へ~』です。

 

1.トヨタ生産方式の二本柱とは

小森先生からはトヨタ生産方式とカイゼン事例を用いてわかりやすく教えていただきました。カイゼンとは一言で言えば、「徹底的なムダの排除を通じて、原価低減と品質向上を実現する活動」のことです。

そして、その元となるトヨタ生産方式は「自働化」と「ジャスト・イン・タイム」のふたつの考え方を柱として確立されたそうです。

自働化は異常が発生したら機械がただちに停止して不良品を造らないようにする考え方です。自働化は通常「自動化」と書きますが、トヨタでは人を現す「にんべん」が着いております。これは合理化を進めるあまりに従業員の人間性や労働意欲を無視してはならないという考え方が根本にあります。また「ジャスト・イン・タイム」はそれぞれの工程が必要なものだけを必要なだけ作る考え方です。

 

2.トヨタの4S・・・整理、整頓、清掃、清潔はなぜ実施するのでしょうか



 トヨタの強みは4Sを愚直に積み上げてきたからだと小森先生が教えてくださいました。4Sとは整理、整頓、清掃、清潔の頭文字のSを総称したものです。

〇整理とは、必要なものと不必要なものを分け、不必要なものを捨てること

〇整頓とは、必要なものを必要なときに容易に探し出せるように整えること

〇清掃とは、清掃をすること

〇清潔とは、整理、整頓、清掃を維持すること

ひとつひとつをよく見ると非常にシンプルであり小学生の時に習ったことです。しかし、大人になった今でも大切なのはなぜでしょうか。ここに物事の本質を追究するトヨタの姿勢が現れています。トヨタでは「モノを探す時間がいちばんムダである」という考え方のもとで4Sを愚直なまでに積み上げられてきたのです。私たちはついつい忘れがちですが、働く時間には限りがあります。書類でも部品でも商品でも探す時間が多ければ能率・効率を上げることはできません。しかしながら、多くの人は時間が有限であることを意識しません。私たちもハッとしましたが、時間という概念を意識することがとても大切であると感じました。そして4Sは誰でもすぐに実践できます。

 

3.トヨタはなぜ4S

トヨタの4Sは一般的な会社で5Sといいます。5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、躾のそれぞれの頭文字のSを取って示されます。最後のSは「躾(しつけ)」のSであることが多い訳ですが、トヨタの場合はスタッフが入社した瞬間からプロとして扱われます。そのプロに対して「躾(しつけ)」というのはいかがなものかという考えだそうです。だからトヨタは「躾(しつけ)」がなく4Sなのです。

ここには逆転の発想があると感じました。トヨタではプロとして自分自身を厳しく律することができる人でなければ勤まりません。指示待ち人間、やらされ感で仕事をする人が多い会社は生産性が低いです。このことはどんな職業でも言えることではないでしょうか。私たちも会社が何かしてくれるのでは無く、自分自身が積極的に考えて動くことが大切だと痛感いたしました。

 

4.PDCAサイクルを回す

PDCAサイクルとはPlan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)4つで構成されています。小森先生はこれを短い時間で何度も回していくことが仕事や組織をより良くしていくために必要だとお話しになりました。ところが、多くの企業でPDCAサイクルが回らず問題となっています。それはなぜでしょうか。小森先生は「Check(確認)の時に大切なのは、悪い情報こそすぐに共有することです(Bad News First)」とお話されました。人はいいことは言いたい反面、都合の悪いことはなるべく触れたくないという心理が働きます。そこに盲点があり、本来改善が必要な悪い情報がどんどん溜まってしまうケースが見られます。そうなると、悪い情報が表面化したときは致命的なエラーとなって会社の屋台骨を揺るがすような状態になっていることもあるのです。そうなる前に悪い情報は改善しないとならないのです。私たちもそもそも何のためにPDCAサイクルを回すのかということを常に意識してより良い状態を実現していこうと思いました。

 

5.なぜなぜ5回を繰り返す

なぜなぜ5回というのは、ある原因について「なぜ」と5回掘り下げることをいいます。小森先生は仕事をさらに良くする(カイゼン)ためには今のやり方に疑問を持つことが必要であり、なぜなぜを繰り返すことが大切ですとお話になりました。人というのは今のやり方に慣れてしまうとそこで止まってしまいがちです。また、疑問を持つことも少ないです。ですからいつまで経ってもカイゼンが進まないことになります。

なぜこのやり方なのか、なぜこの材料を使っているのか、なぜこの時に実施するのか、なぜこの場所で実施しているのか、なぜこの人が実施しているのか、なぜこの価格なのか等、疑問に思うことを明確にしてなぜなぜと追求していくことが真の原因追求に繋がります。真の原因を明確にしていかないと物事の根本の解決には繋がりません。これは本質を追究することそのものに繋がります。真の原因を追求することは面倒なことですが、その面倒なことを追求することこそが差別化を生み出すのです。

 

6.リーダーとして小さな事でも褒める

小森先生は部下のやる気につながる活動について、「小さなことでも褒める」「失敗を叱らない」といったことを述べられました。そして、働くスタッフは自分自身で気付くことが求められます。常に危機感を持ち、自分自身に厳しくすることができてPDCAサイクルは回っていきます。

 

7.カイゼンはどんな業種でも応用できる

小森先生はカイゼンの事例を紹介されました。小森先生はこれまで北は北海道・東北各地から南は鹿児島まで、また、従業員数名の小規模企業から数千人の大企業まで、さらには、業種も製造業だけでなく金融機関、農林水産関連、病院などのサービス業まで、累計200社以上の経営課題を解決されてきたそうです。最近では、海外からの要請に基づき豪州など海外への支援も実施されています。

小森先生が社長をされているカイゼン・マイスターさんはトヨタグループにて40年以上トヨタ生産方式を実践してきたエキスパートの方々が集まったコンサルタント会社です。経営課題に直面する経営者の方々の力になりたいという思いで創業され、トヨタ生産方式とその源となる人づくりのノウハウを数多くの企業にフィードバックして成果を収められています。

小森先生はこれからも奉仕と社会貢献を念頭に置きながら、様々な技術と経験を生かして経営者の皆様のよき相談相手となることを目指されるということをお話になりました。

 

8.第2部まとめ

小森先生のお話をうかがって私たちが最も感銘を受けたのは講演タイトルにある通りまさに「ものづくりは人づくり」であり、企業がするべきことは「人づくり」であると言う点でした。トヨタ生産方式をよく見ると、ひとつひとつはむしろシンプルな取り組みです。例えば4S(整理、整頓、清掃、清潔)もそうですが、大切なのはそれらを愚直なまでに繰り返し実践することが大切なのだと痛感いたしました。トヨタの成功にはそうした人々の絶え間ない努力があったことを忘れてはなりません。その元となるのはひとり一人に高い志と強い信念、そして危機感の共有があったということです。それらの取り組みが社風となって定着したのです。

なお、小森先生が大切にされている言葉は「愚直」だそうです。そして今も実践されていることに感銘を受けました。このことをうかがい私たちも身が引き締まる思いになりました。仕事は自ら積極的に取り組むことでやりがいが産まれます。受け身であったり、指示を待っていたりしているだけでは「やらされ感」で仕事をしてしまうことになり、仕事はどんどんつまらなくなります。

 

Ⅳ.第3部は質疑応答




第3部は石坂先生、小森先生と会場のみなさまとの質疑応答の時間です。中小企業診断士として活躍されている富田哲弥氏のコーディネートで質疑応答が進んでいきました。

第3部が始まる前に弊社より淹れたてのお茶をお召し上がりいただきました。

 kouenkai

1.危機感の共有が大切

「『トヨタ生産方式はトヨタだからできるんだ、自分たち会社はできない』という声をよく聞きますが、このような方にトヨタの本質を伝えるのはどうしたらいいでしょうか」という質問がありました。

 

かつてトヨタは小さな町工場であり経営資源が潤沢だった訳ではありませんでした。1950年代には倒産の危機を迎えています。お金も無い、人もいないといった状態から脱却したいという「危機感」がトヨタ生産方式の原点であり、ジャスト・イン・タイムも4S等も危機から脱却したい思いがあったからこそ生まれたと言うお話をうかがいました。

「危機感の共有」というキーワードが出てきましたが、これぞトヨタが世界ナンバーワンの企業になった要因ではないかと思います。

そして、危機感を持つことはどんな企業でも必要なことだと思います。慢心や油断こそが競争に敗れてしまう企業体質を作ってしまいます。常に危機感を持ち、日々の小さな積み重ねを実現することこそが大きな成功を産むことを教えていただきました。

 

2.人の誠意、努力の積み重ねこそが成功に繋がる

「トヨタウェイの中に『当事者意識』というものがあります。当事者意識を持つにはどうしたらいいでしょうか」という質問がありました。

トヨタは当事者意識、そして現地現物といった社風が徹底されています。仕事も人生も「やらされ感」、「指示待ち」の状態では面白くありませんし生産性も上がりません。企業も人も誰かが幸せにしてくれるのではなく自分が積極的に取り組むことで切り開かれていくことを教えていただきました。

トヨタの成功要因は人にあり、絶え間ない誠意と努力の積み重ねです。絶え間ない努力をすることは難しいかもしれませんが、決してできないことではありません。常に危機感を持ち、自分を変えていくことを実践していけば誰でも必ず成功することをおふたりは教えてくださいました。傍観者では無く当事者となって物事に積極的に取り組むことで新しい世界が切り開かれるということです。

あっという間に質疑応答の時間が過ぎ、大盛況のうちに講演会が終了いたしました。石坂先生、小森先生、この度は誠にありがとうございました。

私たちは石坂先生、小森先生のお人柄に大変感動し、ますますファンになりました。世界のトップリーダーはお心遣い、識見、すべてにおいて目標となる方々です。これぞ人間力であり、私たちが永遠に磨いていかなければならないものだということを教えていただきました。教えていただいたことを活かし「日本一おいしいお茶を目指して」より一層精進して参ります。

 

Ⅴ.心よりお礼申しあげます







この度は講演会を無事に開催することができました。参加されたみなさま、関係者のみなさま、そしてこのレポートをご覧になったみなさま、本当にありがとうございました。

なお、今回の講演会では参加された方に対してアンケートを実施しました。多くの方から「大変参考になった」「参考になった」という評価と「ぜひまた開催して欲しい」というとてもうれしいコメントをいただくことができました。地域の方々にこれだけ喜んでいただいたことで弊社の社会的責任がひとつ果たせたかもしれないと思うととてもうれしく思います。

弊社では次回の催しも考えております。詳細が決まり次第発表させていただきます。どうぞご期待ください。

この度は誠にありがとうございました。

 

 

ページの先頭へ戻る

製茶問屋株式会社 静岡茶園
〒422-8765 静岡県静岡市駿河区池田370-3 TEL 0120-68-1088 FAX 0120-63-0312